HITACHI 7B-S80





2005/12/21
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2005年12月19日HARD OFF宇宿店にて525円、リモコンを315円で入手。
「電源入りました」だったが本当に電源が入っただけで動作不能。

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天板を止めているネジは計3本。
開けてみるとやはりバブルを過ぎたデッキはコストダウンが凄まじく中身はスカスカ。
左が映像基板、中央上が音声基板、右が電源基板な模様。

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裏からはメカにアクセスできないのでカセコン取り外しだがヘッドとメイン基板を繋いでいるケーブルのシールドのネジが異常に硬くどうしても回らず。
先にネジをなめるんじゃなくてドライバの先端が折れるという状況に。
仕方ないのでシールド破壊、写真では既に破壊済み。

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メカを裏返したらギヤが欠けててこんな状況に・・・

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見事に欠けてます。

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モードスイッチ動作モード1番の状態、かろうじて引っかかってる状況。

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モードスイッチ動作モード8番の状態、ギヤが見えなくてわからないがこっちもギリギリ。

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無駄だと思いつつアロンアルファでくっつけて1日放置。
しかし噛みあわせたら1発でへし折れて無駄に、まあ折れる位負荷がかかるんだから仕方ないか。

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ギヤが欠けた状態でもなんとか動作するが位相ずれがヤバイ。
何度も再生、高速サーチ等の動作を繰り返すと最終的に歯車1つ分ずれてくる。

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巻戻しスピードサーチをすると動作モード3番になりピンチアーム側のカムギヤの溝とうまく噛みあいなんとか正常に。

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しかし再生してみるとノイズだらけで凄まじい事に。
乾式、湿式クリーニングテープを使用しても全く改善されず。

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もしや、と思いヘッドとメイン基板を繋いでいるケーブルのシールドを被せてみたらノイズが消えるしやられた。
やっぱ無理に破壊しつつ分解するものじゃないな・・・

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仕方ないので強行手段でビニールテープをカセコンを止めるネジに巻きつけてシールドをきつく固定。
それでも若干ザラついてるがHITACHI VT-F450では全て液漏れしていたRubycon製コンデンサの可能性もありそう。
まあデッキ自体の性能がこんなものかもしれないけど。
とりあえず二個一でちゃんと修理する予定だが直した所で使う価値はあまりなさそう。
7B-S90以降のデッキだったらCMとばしワザが採用されてるしまだ実用性はあるんだが・・・


2006/01/09
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二個一するのもなんか面倒なのでスライドギヤから噛みあわせがずれたり外れないようにかなり無理矢理だがギヤの隙間に爪楊枝を詰めアロンアルファで固めてギヤが空回りしないようにしてみた。
ギヤのかみ合わせが外れる事はなくなったがモードスイッチ動作番号6⇔8間で位相ずれが起こるのは相変わらず。
仕方ないと思い蓋閉めてカセットを入れたら凄まじい音がしてカセットが自動排出され電源断。
再度分解してみたらギヤが爪楊枝の詰め物を越えて位相ずれ、モーターの力強すぎ、クラッチがかかってないのか?
あーだこーだやってる内にカセットを挿入した瞬間巻戻しがかかって操作を全く受け付けず電源が切れるようになる。
位相確認やモードスイッチの接点磨いてもダメだし電源待機状態でメカの抜き差しをしたせいか何処かショートしたのかなあ。
画質もあまりよくなかったし仕方ないので部品取りへ・・・



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