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シボレー FDB206・マッドガードに関する記録

目次

マッドガードの流用取り付け 2007年6月5日

マッドガード

梅雨の季節を前に、マッドガードの付け方を少し工夫してみました。今までは無印フォールディングバイクに付いていたマッドガードをそのまま流用し、長すぎるステーをへの字に折り曲げて使っていましたが、やっぱりちょっと不格好なので、今回細い針金でステーを作り直してみたところ、かなりすっきりとした外観になりました。ついでにママチャリ風の太いステーがなくなったおかげで、前後合わせて130グラムもの軽量化になりました。


前のステー

最初ホームセンターで適当な針金がないか探してみたものの、妙に太いのしかなかったり、5メートル10メートル単位の長巻きでしか売っていなかったりして、どうもイマイチ。ここは各輪70センチもあれば十分なのです。

そこで家の物干し竿にぶら下がっていた針金ハンガーを引き延ばしてペンチで曲げ加工してみたら、適度に固くて横方向の剛性も申し分なく、実にピッタリでした。芯は鉄製ですが、ビニールの被服がかぶっているのでサビは気にしなくても平気でしょう。実際、濡れた洗濯物をこれで毎日のように吊しているわけですから。それにもしダメになったとしても、いくらでも替えは作れるので安心です。


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DAHON純正マッドガードの取り付け 2007年10月28日

DAHON純正マッドガード

軽量化を狙って、DAHON純正の樹脂製マッドガードを買ってみました。今まで使っていたスチール製の汎用モノは本体とステーで500グラム以上ありましたが、この樹脂製マッドガードは実測で275グラムとほぼ半分強。DAHON純正品だけあって、ライセンスフレームのFDB206にもピッタリです。

DHONの最新版(当時)カタログに載っていたSKS MINI MUDGUARD 20"という黒い色のタイプをお店に注文したのですが、なぜか既に生産終了になっていると言われ、代わりに旧モデルの20"プラスチック(銀色)が届きました。


車体に合ったデザイン

見た目は銀色ですが、実は透明な樹脂に銀色の塗装が施してあり、中央に細いラインが2本、透かし細工のように塗り残してあるという妙に凝ったデザイン。後ろ側のガードの中間ステーはフレーム形状に合わせて前後移動出来るようになっています。色合いもFDB206の白いフレームに違和感なく似合っていると思います。


変なサイズの六角ネジ

実はこれ、付属のネジ類がほとんど使えませんでした。長さが足りなかったり長すぎたりはご愛敬としても、ネジ径が合っていないものや、そもそもネジ山がうまく切れていないなど、お世辞にも及第点とは言えない品質でした。

元々がインチサイズなのか、六角頭の二面幅も中途半端で、8ミリのスパナではくわえきれず、9ミリだと空回りします。結局付属ネジはほとんど使えず、近所のホームセンターで適当なネジを買って来る羽目になりました。

後で聞いたところによると、DAHON純正セットの付属ネジが使えないのは割と有名な事のようです。


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マッドフラップの自作 2014年3月18日

取り付けて6年半、DAHON純正マッドガードは完全にFDB206と一体化。もう付けていなかった頃を忘れてしまう程です。

しかし不満な点もひとつあって、後輪側の先端が少し短いためか、濡れた路面で勢いよく走ると水ハネ・泥しぶきが背中やお尻に飛んで来るのです。これを完全に防ぐにはマッドガードの端に何かを取り付けてカバーしてやる必要があります。

マッドガード先端に追加する後付けパーツはマッドフラップと呼ばれ、ちょっと前までは街の自転車屋さんに行けば普通に置いてあったものですが、最近はあまり見かけません。道路の舗装が良くなって水たまりが少なくなったからだ、という説もあります。まあ確かに長靴が欲しくなるような深い水たまりにはそうそう出会いませんが、舗装道路は車道の水はけのためにかまぼこ型に整形されている場合が多く、車道左端を走るのが基本の自転車にとっては、水がたまっている部分を通らざるを得ないケースも珍しくありません。それに水たまりと呼べるほどではない濡れた路面でも水ハネは起きます。

小径車向けのこの手の製品ではブルックスやブロンプトン純正の革製フラップをよく見かけます。しかし価格はともかく、生活の足たる安チャリのFDB206に舶来の革製フラップをつけても似合わないし・・そもそも水やら泥がビシャビシャかかる場所に、水に弱いはずの革を使うのってどうなんでしょう?
ブロンプトン後輪用の樹脂製とおぼしき別売りフラップも何だかサイズがちっちゃくて、DAHONのマッドガードに付けても果たして役に立つものか、イマイチ不安です。

黒い樹脂製のシートまな板

というわけで、いつもの通り流用&自作でどうにかデッチあげてみます。

ダイソーの店内で悩む事しばし、素材に選んだのは樹脂製のシートまな板です。厚さ0.6ミリで曲げやすく、加工も容易。耐水性抜群なのはもちろん、温度も120度Cからマイナス20度CまでOK。耐紫外線は・・ちょっとわかりませんが、壊れても百円ですからまた買えばいいでしょう。


現物合わせでカット

現物合わせで当たりをつけてハサミで切り抜き、中心線にステー金具のネジと同じ間隔の穴を2つ開けたら、ステー金具で挟み込んで共締めして、ハイ15分で出来上がり。


ステー金具に共締め

最初は目立たないようにガードの内側(タイヤ側)にはさみ込もうと考えましたが、後輪側のガードはタイヤとのクリアランスにあまり余裕がないので、上からかぶせる方式にしました。これならステーで直接押さえる効果により剛性が出しやすいので、フラップの先端が垂れ下がらずにピンと伸びてくれます。

面積が小さすぎれば役目が果たせず、かといって大きすぎるのもカッコ悪いので、そこは工作者の腕の見せ所でしょう。大きめに切って付けた後で走行テストを重ねつつ、ハサミで切って調節するのもいいですね。


やわらかい樹脂と言っても、薄くてとがったフチに手足をひっかけると危ないので、角はなるべく丸くカットしておきます。

大きくカットした前輪用フラップ

材料がかなり余ったので、前輪側も作ってみました。こちらはペダルを漕ぐ足やフレームに水がはねるのを防ぐ目的で、うんと大きめにカットしたものを使います。


ガードの内側にはめ込む

基本は後輪側と同じですが、タイヤとのクリアランスに余裕があるので内側に付けるようにしました。斜めに伸びる後輪側フラップと違ってほぼ真下にぶら下がる形になるので、剛性で自重を支える必要はありませんが、走行風に耐えるくらいの曲げは必要でしょう。付けた後でサイズを測ってみたら、幅が13センチ、上側のネジから先端までが29センチ、先端と地面のクリアランスは4〜5センチ程度になりました。


実走行テスト

見事に水ハネを受け止めた

装着後、雨上がりの道路で実際に走ってみました。

後輪側は思惑通りバッチリ機能してくれて、背中やお尻への水ハネは一切ありませんでした。もうこれで進路上に水たまりがあっても逃げずに済みます。

前輪側も思いつきで作った割にはなかなかの効果で、深さ2センチ程度の水たまりに時速20キロ以上で思いきり突っ込んでも、靴もフレームもほぼ無事でした。ただし通過中にハンドルを少しでも左右に動かすと、切った側の靴はビショビショになります。

走行風による変形も、時速30キロ位までならほぼ問題ないです。折りたたむと前輪側の大きなフラップがハンドルに当たって曲がりますが、これも特に問題はないでしょう。


小型のフラップに変更

ただ、やはり日常的に使うには足が当たるなどして邪魔なので、後輪側と同じサイズのフラップをもう一枚切り出して取り付けました。最初の大型フラップよりは効果が小さくなりましたが、フレームの折りたたみ部に水が飛ぶのを防ぐ程度の役には立ちます。

最初の大型フラップは梅雨の季節が来たらまた引っぱり出す事にしましょう。


右側ステーが折損

折れたステー

今回の作業中、マッドガードの右側ステーのフォーク取り付け部分に亀裂が入って折れかかっているのを見つけたので、横から手でグッと押さえつけてみたら、あっさりパキンと折れてしまいました。断面部分のサビを見ても、かなり前から亀裂が進行していたようです。


ステーを代替品に交換

実はマッドフラップを取り付ける少し前から、走行中にフロント周辺からキチキチという金属音が出ており、気になってはいたのです。

折れたステーは処分し、以前やったように針金ハンガーを伸ばして端を丸く曲げ加工した代替品に付け替えておきました。この後は異音も収まり、快適になりました。


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