HOME

吹上浜砂丘自転車道・りんりんロード

2007年4月30日、南さつま市街地と吹上海浜公園近くを結ぶ自転車道、りんりんロードが開通しました。メインの吹上浜砂丘自転車道と直結しているわけではありませんが、ついでに紹介してみます。

目次

吹上浜海浜公園からスタート

交差点

吹上浜海浜公園の正門を出てまっすぐ進み、県道20号に突き当たったら右折します。大きい交差点で交通量も多いですが、信号はありません。二段階右折で慎重に渡ってください。


ちなみに道交法によると、自転車は車道の左端(片側2車線以上ある道では一番左の車線内)を走る事になっていて、交差点でも例外ではありません。ここのように一番左が左折用の車線になっている交差点で右折(または直進)をしたい場合も、まずは左折用車線から入って行かねばならないのです。

なんだか危なっかしい方法ですが、一応そういう決まりなので、周囲の車の流れに気を配りつつ、左折車線からどうにかして向こう側に渡ったのち、二段階右折するようにします。

一番の問題は、このルールが車のドライバーにほとんど知られていない点でしょう。まさか左折車線にいた自転車が曲がらずにまっすぐ行くなんて思わないですから、車側の気配りは期待出来ません。振り返っての後方確認や、必要なら一時停止も合わせ、どうにかやり過ごしましょう。

世間では「自転車も交通ルールを守ろう!」などと気安く言いますが、こういった細かな部分まで認識し、かつ実行している人は少数派です。自転車関連の法律って、掘り下げてみると実はかなり複雑なのです・・。

りんりんロードの入り口

県道をそのまま南に数百メートル走り、最初の信号交差点を渡ってすぐの道路左手に、りんりんロードの西側の入り口を示す黄色い看板が立っています。


走りやすい一本道

よく整備された舗装路が低い丘陵地を越えてまっすぐ延びており、涼しい木立の間をお散歩気分でのんびり走れます。


緑に囲まれた切り通し部分

実はこのルートも南薩線の支線だった万世線の線路跡を利用して作られています。現在頭上を陸橋が渡っている切り通し部分には、かつてトンネルがあったんだそうです。


市街地のニシムタ手前で終点

ゆったりと坂を下り、市街中心部にほど近い大型ホームセンターニシムタのそばに来ると、そこが東側の入り口です。西側の入り口からここまでの長さは約2.5キロ

自治体側は吹上浜海浜公園からりんりんロード入り口までの距離を含めた全長約4.5キロを「自転車道」としているようですが、上記の通り、実際には半分近くが一般道です。途中にはルートの案内もあまりなく、ちょっとわかりにくいかもしれません。


[↑目次へ]

サイクリングターミナルりんりん

りんりんの外観

吹上浜海浜公園の正門を出てすぐ左に折れ、数百メートル走った先にサイクリングターミナルりんりんという建物があります。各種珍しい自転車や記念品の展示がしてあり、100台以上のレンタサイクルのステーションも備えます、入場料は無料。

近くには食堂や焼酎蔵、砂で作った巨大サンドアートを競う砂の祭典で有名な加世田ドームや、かつてこの地にあった旧陸軍の秘密特攻基地の跡地に建てられた万世特攻平和祈念館など各種施設があります。


レンタサイクルがいっぱい
クラシックな自転車
選手のサイン

[↑目次へ]