HOME

こわしてみました・水温警告灯スイッチ

粉々の哀れなスイッチ

鹿児島〜伊勢1泊2日にも書きましたが、真夏の連続走行で水温警告灯が点灯したまま消えなくなった事がありました。しかし帰宅後調べてみたら、結局スイッチの故障だった事がわかりました。水温が下がっても接点が離れにくくなっていたようです。


樹脂を破壊してみる

新旧スイッチ比較 根本を折り 内部をほじくる

基本的にはコタツやドライヤーに使われるバイメタル(温度スイッチ)と同じものです。このスイッチの反対側にあるラジエータのファンスイッチも同じ構造のものと思われます。

イグニッションコイルと同様に樹脂で固めてありますので分解整備は不可能・・というか、いったんスイッチ部をはめ込んでから金属ネジ部を圧縮し、カシメてあるような印象ですね。

スイッチの構造

接点パーツ 中心部のプッシュロッド 円形のバイメタル

金属ボディの底、ネジ部の先端にある丸い金属板がバイメタル。熱か加わるとほんのり半球状に盛り上がり、中央の白い絶縁棒を伝わって上にある電極が押され、スイッチが入るというしくみ。

マニュアルの図

ちなみに今はヨシムラ製のデジタル水温計用センサを付けているので、この純正スイッチおよび配線は使っていません。


画像引用元
スズキBandit250「サービスガイド」1989年12月発行(最終追補1993年10月版)