秋の九州大会，１位出場，２位出場について　
（２００８年秋　編集，　２００９年秋，２０１０年秋，２０１１年秋，２０１２年秋　加筆修正）

２位出場校は，どこまでやれるのか

秋の九州大会の結果は，翌年，春の選抜高校野球大会の重要な資料になります。
実際，九州では，ベスト４に残れば，かなり高い確率で選ばれます。
秋の九州大会には，通常，各県２校が出場できます。
（２０１１年秋まで福岡は＋１校，開催県は＋２校，２０１２年秋から開催県のみ＋２校）
通常，組み合わせでは，初戦で各県の１位校と２位校が対戦します。
その中で，２位校はどれほど勝ちあがれるのでしょうか。

※　☆はその大会での勝利　（☆…１位校への勝利，☆…２，３，４位校への勝利）
※　黄色枠は選抜大会出場，太字は一般選考での出場，通常文字は２１世紀枠での出場

　２位以下の出場だと，２勝は必要ですが，２勝してもセンバツに出場できない場合があります。
　１勝であっても，他校が準決勝で大敗した相手に，惜敗した時は出場できる場合があります。（１２９回　宮崎西）
　２１世紀枠で出場できる場合があります。（１２３回　大分上野丘）
　

秋の九州大会で，１回戦くじを引くと

秋の九州大会では，基本的に各県２校ずつ参加できます。
ただし，開催県は４校出場できます。
（１２９回まで出場校の多い福岡県は３校，福岡県開催の場合は，福岡県のみ４校）
各県２校の場合は出場校数が１６校で，２勝すればベスト４になります。
しかし，開催県の２校があるので，１回戦からの山が２箇所できます。
（１２９回までは３箇所）
通常，組み合わせでは各県の１位と２位が初戦（２回戦）で当たります。
そして，開催県の予選準決勝で敗れた２校が１回戦からの山になります。
１回戦から出場の２校の対戦相手として，各県の２位校が２校，１回戦からの出場になります。

試合が多くできるのはよいですが，センバツ出場濃厚なベスト４を狙うには，３試合勝利しなければなりません。
また，３連戦になり，投手や選手の疲れも気になります。
つまり，１回戦からの登場は，ベスト４進出には，険しい道のりになっています。

開催県を除く７県の２位校が，２つの１回戦枠に入るのか，２回戦からになるのか，
２／７の確率が，これまでどうだったかを探ります。

※　７９回大会より，各県２校の出場になるので，その大会から記録をひろいあげる。
※　１０１回から開催県が＋２校になる（それまでは＋１校）
※　福岡枠は１０５回から１２９回まで（１３１回からは無し）
※　☆はその大会での勝ち数。
※　黄色枠太字は，選抜高校野球大会出場。

　２勝するのも難しいのに，２勝してもセンバツに選ばれる可能性が低いです。
　２位校でセンバツに選ばれた学校はありますが，１回戦からの登場になると厳しいものがあります。
　つまり，できるだけ１回戦からの登場はさけていきたいものです。

１位出場は，どうなのか

※　☆はその大会での勝利　（☆…１位校への勝利，☆…２，３，４位校への勝利）

　１位出場だと，２勝すれば，選抜大会への出場が濃厚だといえるかもしれません。
　２１世紀枠の出場もあります。（１１９回の都城泉ケ丘，１０７回の宜野座）
　ただし，２勝しても準決勝で大敗すると，厳しいです。

ご注意）　本サイトの情報は個人の分析に基づくものであり，その内容を確約できるものではありません。